米補佐官、中国外交トップに懸念伝達 北朝鮮制裁巡る拒否権発動に

Reuters

発行済 2022年06月14日 04:44

更新済 2022年06月14日 09:46

[ワシントン 13日 ロイター] - 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日、ルクセンブルクで中国の外交担当トップの楊潔チ共産党政治局員と会談し、中国が5月に国連で北朝鮮に対する追加制裁決議案に拒否権を行使したことへの懸念を伝えた。

4時間半の会談後、米政府高官が記者団に明らかにした。

高官によると、サリバン氏は北朝鮮問題について「米中が協力できる分野だと考えている」とも伝えた。

両氏は5月後半に電話で会談しており、サリバン氏はその後、バイデン大統領と習近平国家主席が近く電話会談する可能性があると述べていた。現時点でそうした会談の発表はない。