中東記者死亡、イスラエルの「意図せぬ」発砲が原因の公算 米調査

Reuters

発行済 2022年07月05日 01:44

更新済 2022年07月05日 04:54

[ワシントン 4日 ロイター] - 米国務省は4日、中東のテレビ局アルジャジーラの記者が5月にパレスチナ自治区ヨルダン側西岸地区で取材中に銃撃を受けて死亡した事件を巡る調査で、イスラエル軍側からの発砲が原因だった公算が大きいとする調査結果を発表した。

同時に「意図的」だったとは結論付けられなかったとしたほか、弾丸の損傷が激しいため、出所に関する明確な結論も得られなかったとした。

アルジャジーラによると、同社のシリン・アブアクレ記者(51)はパレスチナ自治区ジェニンでイスラエル軍の作戦の取材中に銃撃を受けて死亡。パレスチナ自治政府のアッバス議長とアルジャジーラはイスラエル軍による冷酷な殺人と非難していた。