ウクライナ復興会議、「ルガノ宣言」採択 支援提供など原則示す

Reuters

発行済 2022年07月05日 19:59

[ルガノ(スイス) 5日 ロイター] - ロシアによる侵攻で壊滅的な被害を受けているウクライナを支援するためスイスのルガノで開かれた国際会議は、ウクライナ復興に向けた一連の原則を示したほか、ロシアの行動を非難した。

2日間にわたって開催された会議では、40カ国以上および欧州投資銀行(EIB)や経済協力開発機構(OECD)などの国際機関代表が「ルガノ宣言」を採択した。

米国、英国、フランス、日本などの署名国は、ロシアの軍事侵攻を「最も強い言葉で」非難し、軍隊を遅滞なく撤退させるようロシアに求めた。

政治・財政・技術的支援を提供するというコミットメントを歓迎、最大7500億ドルにのぼるウクライナ復興計画の指針となる「ルガノ原則」を定めた。

この原則には、ウクライナと支援国・機関との間のパートナーシップ、国内改革への重点などが盛り込まれている。