西側諸国、戦場でロシア倒したいなら「試すがよい」=プーチン氏

Reuters

発行済 2022年07月08日 04:11

更新済 2022年07月08日 09:19

[ロンドン 7日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は7日、ロシアがウクライナでようやく本腰を入れつつあるとし、西側諸国が戦場でロシアを負かそうとするなら、歓迎すると表明した。同時に、和平交渉について依然オープンである考えも示した。

タカ派的な発言ではあるものの、ロシアとウクライナによる和平交渉が決裂して以降、プーチン大統領が外交に言及するのは初めて。

プーチン大統領は議会指導者へのテレビ演説で、戦場でロシアを倒したいと望むのであれば、「試すがよい。ウクライナ人が最後の1人となるまで、西側諸国がロシアと戦いたいということを何度も聞いている。ウクライナ市民にとっては悲劇だが、この方向に向かっているようだ」と語った。

ウクライナについては「われわれは、まだ何も本格的に始めていない」としつつも「われわれは和平交渉を拒否していない」とも主張。さらに「拒否する側は、交渉が長引くほど、ロシアとの交渉が難しくなることを認識すべきだ」とした。