米、中国新疆巡る国連報告を歓迎 「懸念深まる」=国務長官

Reuters

発行済 2022年09月02日 05:40

[ワシントン 1日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は1日、国連が中国が新疆ウイグル自治区で人道に対する犯罪を犯した可能性があるとする報告書を公表したことを歓迎するとし、ウイグル人や他の民族に対する大量虐殺に対する米国の懸念が一段と深まったと述べた。

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は8月31日に公表した報告書で、中国政府がテロ対策や「過激派」対策として新疆ウイグル自治区で深刻な人権侵害を行っているとし、少数民族ウイグル族などに対する恣意的で差別的な身柄拘束は人道に対する犯罪に相当する可能性があると指摘した。