映画監督ゴダール氏死去、ヌーベルバーグ旗手 「自殺ほう助」と仏紙

Reuters

発行済 2022年09月13日 19:55

更新済 2022年09月14日 08:19

[パリ 13日 ロイター] - 1950年代後半に始まった映画運動「ヌーベルバーグ(新しい波)」の旗手として知られるフランス映画界の巨匠ジャンリュック・ゴダール監督が13日、スイスの自宅で死去した。91歳だった。家族などが明らかにした。

フランス映画の既成概念を打ち破り、手持ちカメラの使用やジャンプカットによる編集、実存的な会話の導入など、新しい映画作りの道を開拓。「勝手にしやがれ」や「軽蔑」など数々の名作を残した。

ゴダール氏は30年にパリの裕福な家庭で生まれ、50年代終盤からフランソワ・トリュフォー、エリック・ロメール両氏らと共にヌーベルバーグの中心的存在として活躍した。