キルギス・タジク国境、停戦合意でも戦闘激化 13万人が避難

Reuters

発行済 2022年09月16日 23:01

更新済 2022年09月17日 13:20

[ビシュケク 16日 ロイター] - キルギス政府は16日、タジキスタンとの国境で発生した軍事衝突を巡り、停戦発効後も続く「激しい戦闘」により24人が死亡したと発表した。

キルギス国境警備隊は声明で、タジキスタン側からキルギスへの砲撃が続いており、その攻撃を撃退し続けているとした。

キルギスの発表によると、戦車や迫撃砲を装備したタジク軍がキルギス領内に侵入し、空港など周辺地域に砲撃を行った。

インタファクス通信はキルギス非常事態省の話として、13万6000人以上の市民が紛争地域から避難したと報じた。

キルギスのジャパロフ大統領とタジキスタンのラフモン大統領は16日、上海協力機構(SCO)首脳会議が開催されているウズベキスタンで会談し、停戦と軍の撤収を命じることで合意した。