クリミア橋爆発、プーチン氏「ウクライナのテロ」と非難

Reuters

発行済 2022年10月10日 13:20

[キーウ(キエフ) 10日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は9日、2014年にウクライナから一方的に併合したクリミア半島とロシア本土とを結ぶクリミア大橋で8日に起きた爆発は、ウクライナの情報機関によるテロ行為だと非難した。10日は安全保障会議を開催する。

プーチン氏は「間違いない。これは極めて重要な民間インフラを破壊することを目的としたテロ行為だ。ウクライナの情報機関が計画、実行した」と述べた。

クリミア大橋はロシア軍にとって重要な供給ルートで、戦況が芳しくない中でプーチン政権にとってはさらなる痛手となる。

プーチン氏は9日に連邦捜査委員会のバストルイキン委員長から報告を受けた。バストリキン氏によると、橋で爆発し火災を起こした車両はブルガリア、ジョージア、アルメニア、北オセチア、ロシアのクラスノダール地方を経て橋に到達した。ウクライナ特殊部隊の準備に協力した人々の中には「ロシアおよび外国の市民」が含まれると述べた。