EXCLUSIVE-イラン、ロシアに無人機とミサイル供給で合意 10月初め=関係筋

Reuters

発行済 2022年10月19日 02:18

更新済 2022年10月19日 11:46

[ワシントン 18日 ロイター] - イランがロシアにドローン(無人機)のほか、地対地ミサイルを供給することで合意していたことが、複数のイラン外交筋の話で分かった。米国を含む西側諸国の反発は避けられないとみられる。

関係筋によると、イランのモハンマド・モフベル第1副大統領のほか、革命防衛隊と国家安全保障最高評議会の幹部らがロシアへの兵器供給を協議するためにモスクワを訪問し、ロシア側と今月6日に合意した。

イラン外交筋は「ロシア側はドローンのほか、精度が高いイラン製の弾道ミサイル、特に『ファテフ』と『ゾルファガール』の供給を要請した」と述べた。供給することで合意したドローンの一部は「カミカゼ・ドローン」と呼ばれる自爆型の無人機「シャハド136」だったとしている。

別のイラン外交筋は、ロシアは「ファテフ110」と「ゾルファガール」の供給を要請したとし、イランは最大10日で供給できると述べた。

「ファテフ110」と「ゾルファガール」は射程距離300─700キロメートルの短距離地対地弾道ミサイル。

西側諸国の関係筋は、イランがロシアにゾルファガールを含む地対地短距離弾道ミサイルを提供することで合意が成立したとし、この内容を確認した。