医療センターへのサイバー攻撃、復旧めど立たず 専門家派遣=官房長官

Reuters

発行済 2022年11月01日 16:47

[東京 1日 ロイター] - 松野博一官房長官は1日午後の会見で、前日10月31日に大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)にサイバー攻撃があり、電子カルテシステムに障害が発生していると明らかにした。今のところ復旧の見通しは立っておらず、政府から専門家を同センターに派遣し、初動対応の支援を行っているという。

松野官房長官によると同センターから厚生労働省に対し、ランサムウエアとみられるサイバー攻撃があり電子カルテシステムが使用不能であるとの連絡があった。松野長官は「現在、感染原因を調査中であり、復旧時期について具体的な見通しは立っていないが、医療機関において復旧に向けて調査・作業をしていると承知している」と語った。