米民主党が上院で多数派維持、ネバダ州で勝利へ 依然下院決着せず

Reuters

発行済 2022年11月13日 11:38

更新済 2022年11月13日 15:36

[ワシントン/プノンペン 13日 ロイター] - 米中間選挙の上院選で接戦となっていたネバダ州で、民主党の現職キャサリン・コルテズマスト氏が共和党のアダム・ラクソルト氏に勝利する見通しとなった。これで上院の議席数は民主党が50議席となり、多数派を維持する。

エジソン・リサーチの予想によると、コルテズマスト氏は、トランプ前大統領が支持する元ネバダ州司法長官のラクソルト氏に僅差で勝利した。

民主党は前日のアリゾナ州に続くネバダ州での勝利で、上院の議席が少なくとも50議席となり、上院議長を兼務するハリス副大統領が決裁票を投じることができるため、上院で多数派を維持することになる。

上院選の結果はジョージア州を残すのみとなった。同州では12月6日に民主党現職のラファエル・ワーノック氏と共和党のハーシェル・ウォーカー氏による決選投票が行われる。

カンボジアを訪問中のバイデン米大統領は13日、民主党が上院の多数派を維持する見込みとなったことについて、「結果に驚いてはいないが、とても嬉しい」と記者団に述べた。

選挙結果は民主党候補者の質を反映したものとした上で、唯一勝敗が決していないジョージア州に注目していると語った。

一方、下院選は共和党が多数派奪還に近づいているが、カリフォルニア州などでまだ結果が出ておらず、多数派が決まるまでに数日以上かかる可能性がある。

ワシントン州では12日、民主党のマリー・グルセンカンプ・ペレス氏がトランプ氏が支持する共和党ジョー・ケント氏を破った。