キーウ市長、ゼレンスキー大統領の批判に懸念 停電対策巡り

Reuters

発行済 2022年11月28日 08:36

更新済 2022年11月28日 12:56

[27日 ロイター] - ウクライナの首都キーウ(キエフ)のクリチコ市長は27日、ロシア軍のインフラ攻撃を受けた停電対策を巡り、ゼレンスキー大統領やその側近が同市を批判していることについて「無意味」だと述べた。

キーウ市は430カ所に「暖房センター」を設置しているが、ゼレンスキー大統領は25日、市の住民支援が不十分だとし、対策について多くの苦情が寄せられていると述べていた。

クリチコ市長は、交流サイトへのビデオで「特に現状では政治的な争いに巻き込まれたくない」と述べ、「かつてないほど、誰もが団結し、協力し合わなければならない。ここでは、ある種の政治的駆け引きが行われている」と懸念を示した。