需給ギャップ改善で賃金上昇圧力次第に強まっていく=黒田日銀総裁

Reuters

発行済 2022年11月28日 10:44

[東京 28日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は28日、衆院予算委員会で、女性や高齢者の労働参加の増加ペースが鈍化する中、経済回復で労働需給が引き締まりやすくなると述べた。マクロ的な需給ギャップ改善に伴い、賃金上昇圧力が次第に強まっていくとの見通しを示した。政府が取り組む介護士や保育士の賃上げが全体の賃金上昇にプラスになるのは事実だとも指摘した。