イランで抗議運動収まらず、新たにスト呼びかけも

Reuters

発行済 2022年12月05日 07:52

更新済 2022年12月05日 18:01

[ドバイ 4日 ロイター] - イランで女性の髪を隠すスカーフのかぶり方を巡って拘束された女性が死亡したことをきっかけに始まった抗議運動は、収束の気配が見えない。4日には新たにストライキの呼びかけが広がった。

女性の死亡後、抗議行動が2カ月余り続いた後、イランのモンタゼリ検察長官は女性を拘束した風紀警察を廃止したと発言。ただ風紀警察を傘下に置く内務省は、廃止を正式に認めておらず、国営メディアは風紀警察を監督する権限はモンタゼリ氏にないと伝えた。また複数のイラン政府高官は引き続き、女性にスカーフを適切に着用させる政策に変更はないと強調している。