米国に「爆弾低気圧」の予想、大半の州に大雪・低温警報

Reuters

発行済 2022年12月23日 16:53

[23日 ロイター] - 米中西部で低気圧が発達し、広い範囲で大雪や厳しい寒波が予想されており、23日未明時点で国土の3分の2の地域で異常気象警報が出されている。

クリスマスの週末に向けて「爆弾低気圧」に発達し、グレートプレーンズ北部、五大湖周辺、ミシシッピ川上流、ニューヨーク州西部に大雪をもたらすとみられている。強い風が吹き南部のメキシコ国境まで寒波に覆われる見込み。

米国立気象局(NWS)によると、22日夜の時点で本土48州のほとんどで風冷警報や風雪警報などが発令され、人口の約60%に相当する2億人以上が影響を受けた。

爆弾低気圧は強風を伴い1時間に30センチメートルの積雪をもたらし、視界はほぼゼロになる可能性があるという。ロッキー山脈北部などでは気温が摂氏マイナス40度まで下がる見込み。