米主導のIPEF、他の貿易協定と対立せず=USTR代表

Reuters

発行済 2023年04月26日 09:48

[東京 25日 ロイター] - 米通商代表部(USTR)のタイ代表は25日、米国が主導する経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」について、この地域の他の貿易協定と対立しないという見解を示した。

IPEFは同地域で経済的影響力を拡大する中国に対抗する狙いがある。

交渉参加国はオーストラリア、ブルネイ、フィジー、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム。米国を合わせると、世界の国内総生産(GDP)の約40%を占める。

この地域には日本や中国など15カ国が加盟する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)をはじめ、すでに複数の自由貿易協定がある。