ベラルーシ大統領、ロ陣営参加なら核兵器提供示唆 カザフ「不要」

Reuters

発行済 2023年05月29日 15:52

更新済 2023年05月29日 22:18

[29日 ロイター] - ベラルーシのルカシェンコ大統領は29日、同国とロシアの連合国家に参加したい国があれば、どの国にも核兵器を用意できるだろうと述べた。

「連合国家」を形成しているロシアとベラルーシは25日、ロシアの戦術核ミサイルをベラルーシ領内に配備することを正式決定する協定に調印した。

ルカシェンコ氏はロシアの国営テレビが28日遅く公表したインタビューで、両国には団結する唯一無二の機会があることを「戦略的に理解」する必要があると指摘。

「われわれがロシア連邦と持っているのと同じ緊密な関係をカザフスタンなどが持つことに誰も反対しない」とし「もし心配なのであれば、非常に簡単なことだ。ベラルーシ・ロシア連合国家に参加すればよい。それだけだ。あらゆる人のために核兵器があるだろう」と述べた。

同氏はこれは自身の見解であり、ロシアの見解ではないとも発言した。