タイ首相候補、不敬罪改正方針は撤回せず 改革ペースでは譲歩も

Reuters

発行済 2023年07月18日 16:45

[バンコク 18日 ロイター] - タイの首相候補となっている「前進党」のピター党首は18日、ロイターのインタビューに応じ、政権を樹立した場合、同党が掲げる改革のペースを落とすことはいとわないが、王室侮辱禁止法を改正する計画は撤回しないと述べた。

前進党は5月の下院総選挙で第1党となったが、先週行われた上下両院議員による首相指名選挙では保守勢力に阻まれ、ピター氏は首相就任に必要な過半数票を獲得できなかった。

同氏は軍部エリートによる自身への妨害行為を「壊れたレコード」のようだと表現。タイは国民が変化を切望する異なる時代に入ったと語った。