北朝鮮、巡航ミサイルなど戦術核攻撃訓練実施を発表 「敵に警告」

Reuters

発行済 2023年09月03日 15:30

更新済 2023年09月04日 12:01

Cynthia Kim

[ソウル 3日 ロイター] - 北朝鮮は2日未明に長距離巡航ミサイル2発を発射する「戦術核攻撃」訓練を実施した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が3日に伝えた。

核戦争に対する備えがあると「敵に警告を送る」意図があったとし、再び米韓をけん制した。

KCNAによると、訓練は成功し、模擬核弾頭を搭載した巡航ミサイルは黄海上を150メートルの高度で1500キロ飛行した。

一方、韓国の聯合ニュースによると、韓国軍合同参謀本部高官は「全てが成功したわけではない」とし、成功の主張は誇張されている可能性があるとの認識を示した。

これとは別に、KCNAは金正恩朝鮮労働党総書記が船舶エンジンを製作する「北中機械連合企業所」や重要軍需工場を視察し、海軍力強化の重要性を強調したと伝えた。