中国との関係は民意で決定すべき、台湾総統が年頭会見

Reuters

発行済 2024年01月02日 01:44

[台北 1日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は1日、総統府で年頭の会見を行い、台湾と中国との関係は民意によって決定されるべきで、平和は「尊厳」に基づくものでなければならないと述べた。中国の習近平国家主席は新年の演説で台湾との「統一」は必然と述べていた。

蔡総統は、習主席の演説について問われ、中国との関係をどのような方向に導くかについて、最も重要な原則は民主主義だとし、「これは台湾人民の共同意思によって決定される。つまりわれわれは民主的な国だ」と述べた。そのうえで、中国は台湾での選挙結果を尊重すべきで、海峡の平和と安定を維持することは双方の責任だと指摘した。