中国、月の裏側探査へ衛星打ち上げ 地球と通信

Reuters

発行済 2024年03月20日 14:00

更新済 2024年03月20日 15:09

Albee Zhang Ryan Woo

[北京 20日 ロイター] - 中国は20日、月の裏側でのミッションに向け、地球と月の通信を中継する衛星「鵲橋2号」を打ち上げた。長期的な月探査計画が新たな段階に入った。

国営メディアによると、鵲橋2号は南部・海南省の発射場から2基の小型衛星「天都1号」「天都2号」とともに、大型ロケット「長征8号」で打ち上げられた。

中国は5月に月面無人探査機「嫦娥6号」を打ち上げ、月の裏側から初めてサンプルを採取する計画だが、月の裏側と地球は直接の通信ができないため、鵲橋2号が月を周回し中継する。