独英、イランに自制促す イスラエルへの報復宣言で情勢緊張

Reuters

発行済 2024年04月12日 08:12

[11日 ロイター] - シリアにある大使館を攻撃され、イスラエルへの報復に踏み切る懸念が高まるイランに対し、ドイツと英国は11日、自制を促した。

イランの最高指導者ハメネイ師は1日の大使館攻撃を受け、イスラエルが「罰せられなければならず、そうなる」と述べて報復を宣言。一方、イスラエルのネタニエフ首相は11日、「われわれに危害を加えるものは誰であれ、同じ目に遭わせる」と述べた。

イランの関係筋によると、同国は米政府に対し、イスラエルへの報復で本格的な緊張激化や拙速な行動を避けたい考えを示唆している。

ドイツのベーアボック外相はイランのアブドラヒアン外相に対し、さらなる緊張激化を回避するべく「最大限の自制」を求めた。