五輪=WADAが法的措置示唆、中国23選手薬物陽性の不処分批判に

Reuters

発行済 2024年04月23日 12:01

[トロント 22日 ロイター] - 世界反ドーピング機関(WADA)は22日、2021年の東京五輪前に中国の競泳選手23人がドーピング検査で陽性反応が出たものの出場が許可されたことを巡り、米国反ドーピング機関(USADA)からの批判に法的措置を取る構えを見せた。

この問題は、東京五輪開幕の数カ月前に中国の競泳選手らが心臓の薬に含まれるトリメタジジンの陽性反応を示したと複数メディアが報道。WADAは声明で、中国の反ドーピング機関から選手らが気付かずに薬物に汚染された状態で検体を提出したため陽性反応を示したと、2021年6月に通知されたと明らかにした。