(T:9501) 東京電力HD 537 +80ストップ高。
政府が交付国債による無利子融資枠を現在の9兆円から14兆円程度に引き上げる方針を固めたと報じられている。
賠償及び除染費の拡大に対応するもよう。
政府支援による財務不安の低下が買い材料視される格好に。
また、広域連携を目指し、送電事業で他社と提携を検討とも伝わっている。
発送電の効率化による収益向上期待なども期待視される。
(T:8411) みずほFG 219.4 +3.1メガバンクは本日も買い先行の展開に。
金融支援期待を背景にモンテパスキが10%の急伸となるなど、欧州銀行株が大きく上昇、金融システム不安の一段の後退を映して、国内メガバンクにも安心感が一段と強まる形に。
また、同社は日本IBMと組み、仮想通貨「みずほマネー」を開発したと報じられている。
フィンテック分野の一段の拡大期待なども先行する格好に。
(T:6472) NTN 501 +20大幅続伸。
クレディ・スイス証券(CS)が、レーティングを「Neutral」から
「OUTPERFORM」へ格上げ、目標株価をを350円から550円に引き上げたことを材料視。
懸念されていた特別損失のリスクは11月1日の下方修正で出尽くしと判断。
利益率の高い産業機械向け軸受需要の底打ち及び回復期待、米国EV向け等速ジョイント案件の成長期待などを背景に、業績は今期を底に急回復すると判断したもよう。
(T:6702) 富士通 715.5 +42.1大幅続伸。
18年3月期の営業利益は最大2000億円と今期予想比で約7割増になるとの業績観測を材料視。
IoTやAIの広がりを背景とした、活発なIT投資が原動力となる他、システム開発など利幅の取りやすいサービスの強化、また、非中核事業の売却や欧州人員削減による採算改善効果も大きいとされている。
市場予想は1600億円強と見込まれており、想定を大きく上回る見通しがポジティブインパクトに。
(T:9171) 栗林商船 449 +80ストップ高。
一部証券紙がIR関連銘柄として取り上げており、個人投資家中心に関心を高めさせているようだ。
北海道では釧路市がカジノ構想を抱えるほか、苫小牧市、留寿都村もIRの候補地とされている。
同社は釧路、苫小牧と本州の大都市圏を繋ぐ貨物船運航、子会社では苫小牧に近い登別でホテルを運営、地価上昇による不動産含み益拡大などの思惑買いが向かっている。
(T:4528) 小野薬品 2347.5 -67
年初来安値更新。
米国のトランプ次期大統領が薬価引き下げに言及したことから、医薬品・バイオセクターへの警戒感が強まっている。
抗がん剤「オプジーボ」を手がける同社も売り優勢の展開に。
既に同薬剤の価格については、17年2月から半額にすることが決まっており、仮に米国で薬価引き下げが実現すれば、更なる収益圧迫も想定されるとの懸念が広がっているようだ。
(T:2212) 山パン 2141 +11
2月17日につけた年初来安値を更新も、その後は切り返す動きになっている。
野村証券では投資判断を「Buy」から「Neutral」に格下げ、目標株価を3400円から2400円に引き下げている。
ディフェンシブ安の流れのなかでの格下げとなり、朝方は下値不安が強まる形に。
ただ、短期的な突っ込み警戒感もあったなか、安値更新で達成感も生じ、短期的な買戻しの動きが優勢に。
(T:2269) 明治HD 8610 -70続落。
野村証券が同社レーティングを「Buy」から「Neutral」に格下げ、目標株価も
13500円から9800円に引き下げたことを嫌気。
医薬品と食品の見直し、機能性ヨーグルトの競争激化リスクを織り込み、業績予想を下方修正。
19.3期は薬価改定やプロバイオの売上減などで営業利益は前期比4%増益にとどまると予想している。
全般的なディフェンシブ安の流れも逆風。
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