(T:6502) 東芝 313.3 -12.9続落。
今月末が提出期限となっている17年3月期の有価証券報告書の提出を先送りする方針を固めたと一部で報じられている。
関東財務局に対して、少なくとも1カ月程度の延期を月末にも申請するもよう。
監査法人との意見調整が難航し、決算の承認を得るめどが立たないことが背景にあるようだ。
上場廃止審査に影響が出るのではといった警戒感が先行した。
(T:4528) 小野薬 2335.5 +114大幅反発。
発行済み株式数の3.77%にあたる2000万株、500億円を上限に自社株買いを実施すると発表、本日から9月29日までを取得期間としている。
また、10月末には最大5000万株の消却も予定しているようだ。
1株当たりの価値向上を図って株価の下支えを目指す。
株主価値の向上や需給期待のほか、昨年高値から半値以下の水準にまで調整しているなか、会社側の株価意識もポジティブ視される展開に。
(T:6962) 大真空 1953 +400ストップ高。
世界最小で最薄の水晶振動子と発振器を開発したと前日に発表、期待材料視された。
従来品と比べ厚さを半分以下、体積を最大で10分の1以下に小型化しているもよう。
高品質が求められる車載向けや、高周波対応が必要なWi-Fiやサーバー向けに展開するようだ。
18年5月に量産を開始、初回の量産ラインでは数百万個規模の生産を目指す計画。
PBR水準の極端な割安感なども意識される形に。
(T:8028) ユニファミマ 6300 +220大幅反発。
ドンキHD (T:7532)と業務提携に向けた検討を開始と発表している。
業務提携の具体的な内容については半年をメドに具体化していくもよう。
小売事業における共同での出店開発、商品の共同開発・仕入れ、物流機能の合理化などが検討項目のようだ。
同社にとっては、提携によって低採算のGMS事業のテコ入れが図れるのではといった期待感が先行したようだ。
(T:7974) 任天堂 34760 +600続伸。
東海東京証券は目標株価を35000円から56000円に引き上げた(Outperformを継続)。
6月に「ARMS」、7月に「スプラトゥーン2」、冬に「スーパーマリオ オデッセイ」と自社大型タイトルが連続投入される計画で、スイッチ本体の販売モメンタムは高水準を維持すると指摘。
その他、スマホゲームなどの貢献も織り込み、18年3月期の営業利益予想を1017億円から1373億円に引き上げている。
(T:4540) ツムラ 4630 +345大幅続伸。
モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も3600円から5300円に引き上げている。
生薬価格下落による利益回復局面入りが想定よりも早く始まったと評価している。
依然としてバリュエーションに割高感はなく、20年3月期には過去最高益の更新が可能であり、依然として投資魅力は高いと判断しているもよう。
(T:2264) 森永乳 938 +33反発。
東海東京証券では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を1110円から1240円に引き上げている。
最終消費者は乳製品に対して健康食材として注目していると考えられ、乳製品への支出は長期的にみて増加していくと判断しているもよう。
積極的な設備投資を背景としたBtoB事業の成長、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームなど高付加価値商品の成長で、当面は増収増益継続を予想。
(T:1766) 東建コーポ 11870 +1440急伸。
17年4月期営業利益は前期比40.4%増の185億円で、従来予想(148億円)及びコンセンサス(160億円強)を上回って着地。
商品の仕様変更や建築部材の集中購買によるコストダウン、利益率の高い木造2×4工法の賃貸建物の比率が増加したことなどが寄与した。
18年4月期の営業利益は同6.7%増の197億円との見通しで、170億円弱との市場予想を大きく上回る内容がポジティブ視された。
(T:6954) ファナック 21565 +140買い優勢。
ゴールドマン・サックス証券は投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も23000円から26000円に引き上げている。
工作機械のサイクル底打ちやロボット事業の物量増加速とサービス売上増を予想、営業利益率30%回復も可能と判断しているようだ。
また、将来成長に向けた種蒔きも着実と指摘。
ゴールドマンでは機械セクター内で、同社のほか、オークマやTHKなど工作機械関連銘柄の評価を引き上げ。
(T:6630) ヤーマン 8870 +1500ストップ高。
前日に発表した決算と株式分割を好感する動きとなった。
17年4月期経常利益は35.3億円で前期比3.5倍、従来予想の28.3億円を大きく上回っての着地に。
18年4月期も同3.2%増の36.4億円と過去最高益更新の見通し。
主力の美顔器を中心として販売が好調だったもよう。
また、1:10の株式分割実施で最低投資金額が大幅に低下するため、流動性の向上も期待される形に。
(T:4587) PD 6870 +300大幅続伸。
これまで非開示だった17年6月期の売上見通しを発表、前期比10.9%増の48億円と、5期連続で過去最高を更新する見通しとなっている。
塩野義 (T:4507)とのライセンス許諾契約締結などもあって想定線ではあるが、今後も多くのイベントを控える中、ポジティブに捉える動きが先行。
また、1:2の株式分割実施発表も、投資家層の裾野拡大につながるものとして期待材料視された。
(T:4114) 日触媒 7030 -230続落。
SMBC日興証券が投資判断を「1」から「2」に格下げしていることが弱材料視されている。
高吸水性樹脂の需給バランス好転の恩恵が限定的とみること、高吸水性樹脂に次ぐ新たな収益源の確立に時間を要すると考えられることなどから、今後の利益水準は従来想定を大幅に下回ると見方を改めたもよう。
19年3月期営業利益は、市場予想の280億円程度に対して240億円とみているようだ。
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