(T:6723) ルネサス 1001 +1売り先行も切り返す。
本日、売出株の受渡期日を迎えている。
売出株数は約4億株で、発行済み株式数のおよそ4分の1の水準となる。
売出価格は825円であり、当面の利益確定売りニーズなどで一時的に需給が悪化する状況となった。
ただ、本日で需給悪化の局面は通過、今後は浮動株比率の上昇に伴う指数組み入れの動きなどを期待する動きもあり、下げ幅は限定的で、前引けにかけて切り返す展開に。
(T:6624) 田淵電 379 +80ストップ高。
「ニンテンドースイッチ」の好調で、部品を供給する関西の電子部品メーカーの業績に追い風が吹いていると報じられている。
同社は電源コードから本体へ流れる電気を交流から直流に変換するスイッチング電源を供給、これが下支えとなって、今期は営業黒字に転換する見通しとなっている。
中国子会社工場のゲーム機用の生産ラインは「今期中はフル生産を見込んでいる」とのコメントも伝わっているようだ。
(T:4980) デクセリアルズ 1127 +129大幅続伸。
東海東京証券が投資判断を新規「アウトパフォーム」、目標株価を1800円としており、見直し材料となったもよう。
同証券では、営業利益は18年3月期以降再び成長期を迎え、20年3月期には96億円と過去最高を更新すると予想している。
スマホ用二次電池向け炭素繊維タイプの熱伝導シート、有機EL用COFやFOF向けACF、自動車インパネ向け反射防止フィルムなどの需要増を想定しているようだ。
(T:8095) イワキ 415 +44急伸。
前日に今11月期上半期業績予想の修正を発表している。
売り上げは下振れの一方、営業利益は5億円から8.2億円、前年同期比2.5倍の水準に上方修正している。
医療用医薬品が外皮用剤を中心に伸長したほか、化学品事業で新製品の販売が順調に進んでいるもよう。
大幅増益であった12-2月期から、3-5月期は一段と増益率が拡大する形であり、想定以上の収益拡大にインパクトが強まる展開。
(T:1808) 長谷工 1414 -65大幅反落。
クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げしている。
目標株価は1400円としているもよう。
来期からの完成工事粗利率悪化、建築コスト引き下げ要請の高まりなどを背景に、粗利益率が改善傾向にある他社との比較では、相対的に株価パフォーマンスが悪化すると考えているようだ。
なお、鹿島<
1812>や清水建設 (T:1803)などは格上げとしているもよう。
(T:2678) アスクル 3445 +280大幅反発。
シティグループ証券が投資判断を新規に「1」、目標株価を4240円としていることが買い材料視されたとみられる。
株価の相対的な出遅れ感が強いほか、短期的には火災が業績に及ぼす影響は上半期で一巡すること、中長期的には物流への投資が結実するとみられることなどを評価。
なお、前日には業績予想を上方修正、もともと保守的とは見られていたが、こちらも安心感に繋がったようだ。
(T:2468) フュトレック 1007 -139大幅反落。
前日には、未定としていた18年3月期の業績予想を発表している。
営業利益は1億円で前期比69.2%減益の見通し。
四季報予想などでは増益が見込まれており、想定以上の低調な見通しを嫌気する動きが先行。
4期ぶりの復配予定ともしているが、想定線だったこともありポジティブな反応は限定的。
なお、テレビ向けの映像制作などを手掛けるメディアジャパンの子会社化も発表している。
(T:4770) 図研エルミック 427 +31一時ストップ高。
一部の証券紙が注目される低位株の一つとして取り上げているもよう。
車載通信用ソフトや工場の生産ラインの故障を特定するソフト、さらには、ドローン関連など豊富な材料性を有しており、大化けの可能性がある銘柄と評価しているようだ。
本日は同様に取り上げられているホクシン (T:7897)や岩崎電気 (T:6924)などもにぎわう展開になった。
(T:7269) スズキ 5418 +222大幅反発。
為替の円安もあって、本日は全般的に主力株が堅調な動きになっているが、なかでも強い動きが目立った。
米国や中国市場の先行き不透明感が強まる中、インド市場の順調な推移などを見直す動きが強まってきている。
前日にはクレディ・スイス証券が目標株価を5350円から6500円にまで引き上げ、本日はメリルリンチ証券が目標株価を5700円から6200円にまで引き上げている。
(T:3655) ブレインパッド 1297 +51大幅続伸。
18年6月期経常利益は今期予想比2倍の3億円程度になる見通しとの観測報道が好感された。
ビッグデータ解析の業務受託が金融、流通、情報通信業界向けに伸びる見込みのようだ。
四季報予想並みでサプライズこそないものの、AI関連分野の順調な拡大期待があらためて高まる状況にもなっている。
なお、今6月期は人件費負担増が重しとなって、従来予想並みとなるもよう。
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