澁澤倉庫 Research Memo（7）：消費財の拡大戦略が結実し、2017年3月期は22.9%営業増益となった
Fisco
発行済 2017年08月09日 16:13
更新済 2017年08月09日 16:33
澁澤倉庫 Research Memo（7）：消費財の拡大戦略が結実し、2017年3月期は22.9%営業増益となった
1. 2017年3月期の業績動向
澁澤倉庫 (T:9304)の2017年3月期は営業収益58,081百万円（2.3%増）、営業利益3,406百万円（22.9%増）となった。
営業収益の順調増は、不動産事業での賃貸収入減や物流施設賃貸での一時収入解消はあったが、物流事業において日用品や飲料など消費財の取扱いが増えたことが原因である。
2ケタ営業増益は、大型拠点の採算向上や日用品など取扱量増加による稼働率向上、前期開始した物流施設賃貸の通期寄与などが要因である。
なお、金利軽減による営業外収支の改善で経常利益は3,413百万円（25.8%増）と営業増益率を上回る伸びとなり、土地建物に関する減損699百万円を計上したことで親会社株主に帰属する当期純利益は1,753百万円（4.3%増）と１ケタ増にとどまった。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 宮田仁光）
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