(T:5713) 住友鉱 4138 +164大幅続伸。
15年6月の高値水準を更新し、上昇に弾みがつく展開となった。
先週末には硫酸ニッケルを生産している播磨事業所の見学会が開催されているもようで、リチウムイオン電池関連としての期待感が高まる展開になったようだ。
SMBC日興証券では、電池材料の主流となる可能性が高いNMCやNCAでは、容量改善のため硫酸ニッケル比率の引き上げが行われており、需要は大幅に伸びる可能性があると指摘。
(T:5406) 神戸鋼 853 +26続伸。
前日にアナリスト説明会を開催したもよう。
野村証券では、金融機関の貸出コミットメントラインが17.3期末で1243億円あり、当面は資金面での不安がないことを確認できたほか、現状で明らかになっているデータ改ざん行為の売上が年間120億円前後にとどまることを確認できた点で、ややポジティブと判断している。
また、みずほ証券でも「東芝のケースとは違う」という見方を確認するものと捉えている。
(T:6201) 豊田織 6770 +290大幅反発で年初来高値を更新。
大和証券が投資判断を「3」から「1」に2段階格上げしていることが買い材料に。
Eコマース・EVへの関心の高まり、産業車両業界とマテハン業界との再編などから、これまで軽視されてきた本来の事業価値が株価に再評価される局面を迎えたと判断したもよう。
短期的には、今後の業績安定化の可能性にも注目としている。
目標株価は5000円から8500円にまで引き上げへ。
(T:6301) コマツ 3513 +30買い優勢。
ジェフリーズ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」、目標株価も2800円から4300円に引き上げている。
中国の建設会社および建機関連企業への現地取材を踏まえ、建機需要の回復傾向持続の見通しが確認できたことが背景。
今期予想EPSは146.30円から151.65円、来期は206.79円から223.76円に引き上げ。
なお、ジェフリーズ証券では日立建機 (T:6305)も買い推奨に格上げ。
(T:3578) 倉庫精 294 +80連日のストップ高。
前日に発表した3か年の中期経営計画が好材料視された。
今期の営業損益見込み0.6億円の赤字に対して、最終年度の21.3期には1.3億円の黒字を目指すとしている。
メキシコ事業については今期中に撤退、国内繊維事業に集中していく方針。
再建に向けた取り組み強化を期待する動きに。
なお、先には上場廃止基準に係る猶予期間入りの経緯もあることから、株価上昇による時価総額の増加が安心感にも。
(T:9602) 東宝 3775 -85続落。
前日に上半期の決算を発表。
前日に第2四半期の決算を発表している。
累計営業利益は323億円で前年同期比32.3%増益、主力の映画事業が大幅増収増益となり好業績をけん引、従来予想の290億円を上回る着地となった。
据え置きの通期計画上振れ確度は高まる状況となっている。
ただ、もともと業績計画は保守的とされ上振れは想定線、目先の出尽くし感へとつながった。
(T:3186) ネクステージ 2651 -337大幅反落で下落率トップ。
150万3000株の公募増資、109万7000株の自己株処分、上限39万株のオーバーアロットメントによる売出を発表、株式価値の希薄化や株式需給の悪化懸念が強まる形となっている。
発行済み株式数は最大で約9%増加する見込み。
公募価格の決定期間は23日から26日。
調達資金の使途は、新規出店のための設備投資や商品仕入れのための運転資金としている。
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