(T:9984) ソフトバンクG 10060 +115売り先行も切り返す。
第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は前年同期比18.2%増の3956億円となった。
コンセンサスを上振れたが、SVFの利益810億円を除けば、ほぼ想定通り。
デリバティブ評価損失2476億円によって、最終損益は86%減となっているが、将来的に相殺されるテクニカル要因であり、決算におけるインパクトはなし。
引き続き、TモバイルUSとの統合を断念したスプリントのへの懸念が残る。
(T:3656) KLab 1829 -175伸び悩み大幅反落。
通期予想を上方修正、営業利益は22-40億円から43億円に引き上げた。
「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」、「BLEACH Brave Souls」、「キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~」、「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の主要4タイトルの国内売上が好調。
ただ、第2四半期までの状況からは想定内と捉えられ、短期的な出尽くし感が強まる形にも。
(T:7270) SUBARU 3778 -33続落。
決算発表を受けて前日は後場に急落、本日も戻りの鈍い展開に。
4-6月期の2ケタ営業増益から7-9月期は一転して2ケタ減益、先の観測報道も下回ったほか、通期予想も想定外の下方修正となり、ネガティブなインパクトは強いようだ。
来期は新モデル投入効果が期待されていたが、米国を中心とした販売環境の厳しさが一段と認識されるなかで、過度な期待は高めにくいとの見方にもつながっている。
(T:5631) 日製鋼所 3380 +504ストップ高。
第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は前年同期比53%増の57億円となり、4-6月期の47億円、同32%増から一段と増益率が拡大。
通期予想は従来の140億円から180億円に上方修正、修正幅は市場想定を上回るレベルになっている。
セパレータ生産用フィルムシート装置や射出成形機の受注が好調に推移。
年間配当も35円に引き上げ。
リチウムイオン電池の市場拡大によるメリット享受を再認識へ。
(T:2780) コメ兵 1990 +208大幅反発。
10月の月次業績を発表している。
10月の全社売上高は前年同月比32.3%増の30.78億円で着地した。
16年9月に売上高総利益率の改善に向けた営業政策的な在庫の削減及び洗い替え促進目的の業者向けオークション売上を強化していた影響もあり、9月は同1.6%
増にとどまっていた。
7月(同20.5%増)、8月(同16.4%増)と続いていた2ケタ増の流れを回復したことがポジティブインパクトに。
(T:6203) 豊和工 1641 -218大幅反落。
上半期決算を発表、営業損益は1.4億円の赤字となり、先の業績修正水準での着地となった。
自動車向け専用工作機械の減少や採算悪化が赤字決算の背景。
通期営業利益は3.3億円から1億円にまで下方修正、建材事業の住宅防音工事の減少が響くもよう。
上半期の下振れ分を大幅に上回る下方修正幅にネガティブな見方が先行。
防衛関連として実態以上に買い進まれていたこともあって、下値不安が強まる形にも。
(T:6240) ヤマシンフィル 4755 +615一時ストップ高。
第2四半期決算を発表し、通期予想も上方修正している。
営業利益は従来予想の9.8億円から17.5億円、前期比83%増益に大幅上方修正、修正幅の大きさがインパクトにつながっている。
中国市場を中心にして、油圧ショベルなどの建機需要は想定を上回る推移となっているようだ。
また、11月末現在の株主を対象に1株を5株にする株式分割も発表、こちらも支援材料となった。
(T:1333) マルハニチロ 3220 -255急落。
18年3月期の上期営業利益は前年同期比12.4%減の130億円、経常利益は同9.5%増の151億円で着地。
商事事業は円安による調達コストや原料の上昇、海外事業はタイで製造するペットフードの原料高騰や禁漁などによる米ベーリング海ズワイガニの生産減などが響いた。
経常利益は事前観測に沿った内容だが、商事事業の落ち込みは限定的との指摘もあったなかでの同31.8%減益がネガティブインパクトに。
(T:2429) ワールドHD 3060 -535大幅続落で一時下落率トップ。
前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は34億円で前年同期比48%減となった。
前期の反動で不動産事業が大幅減益になったことが響いた。
会社側計画線での推移として通期予想などは据え置いているが、第2四半期までは同4割増益で推移しており、市場では大幅上方修正に対する期待感は高かったものとみられる。
なお、主力の人材・教育ビジネスに関しては、同25%増益と順調な推移。
(T:6366) 千代化建 745 +69大幅続伸。
前引け後に業績予想の修正を発表、通期営業損益は85億円の黒字から一転、95億円の赤字に下方修正。
米国のLNGプロジェクトにおいて、天候不順や想定を下回る現場作業員の生産性などから、追加コストが発生したもよう。
ただ、同プロジェクトのJV企業の状況から、追加コスト発生は織り込まれていた印象が強い。
200億円程度の営業赤字と予想する向きも多かったため、目先の悪材料出尽くし感が強まる。
(T:8604) 野村 671 +23大幅反発。
大和証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も710円から800円に引き上げている。
株式相場が上昇局面にある中で株価の出遅れが鮮明であること、利益のアップサイドへの期待があること、株主還元に積極的であることなどを評価しているもよう。
今期・来期と業績は横ばい圏を想定しているものの、個人投資家のマインド改善が現実となれば、業績面でのアップサイドが期待できるともしている。
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