日経平均は3日続伸。 30日の米国市場では通信株などが売られ、NYダウは148ドル安と続落した。
本日の日経平均はこうした流れを引き継いで14円安からスタートすると、朝方は小安い水準でのもみ合いが続いた。
ただ、為替が1ドル＝109円台と円安推移していることなどを支えに下値は堅く、前場中ごろを過ぎるとプラスに切り返した。
後場は日経平均先物に散発的な買いが入り、終値としては約3カ月ぶりに
22500円台を回復した。
大型連休の谷間ながら好決算銘柄などには積極的な買いが入った。
大引けの日経平均は前週末比40.16円高の22508.03円となった。
東証1部の売買高は17億7167万株、売買代金は2兆8713億円だった。
業種別では、鉱業、海運業、鉄鋼が上昇率上位だった。
一方、銀行業、ガラス・土石製品、空運業が下落率上位だった。
個別では、村田製 (T:6981)、ファナック (T:6954)、ファーストリテ (T:9983)などが堅調。
村田製は決算発表でアク抜けと捉えられたようだ。
米携帯子会社の合併合意が伝わったソフトバンクＧ (T:9984)は朝安後に切り返した。
トヨタ自 (T:7203)は小高い。
決算が好感された日立 (T:6501)やスタートトゥ (T:3092)は商いを伴って急伸。
マネックスＧ (T:8698)が買い直されて売買代金トップとなり、ＳＢＩ (T:8473)も上げが目立った。
また、前期業績の上振れなどが評価されたショーワ (T:7274)が東証1部上昇率トップとなった。
一方、今期営業減益見通しのソニー (T:6758)が6％安となり、三菱ＵＦＪ (T:8306)や花王 (T:4452)は3％近く下げた。
その他売買代金上位では、三井住友
(T:8316)、武田薬 (T:4502)、東エレク (T:8035)などが軟調で、任天堂 (T:7974)は小幅に下げた。
また、フォスター電 (T:6794)がストップ安比例配分となったほか、ヤフー (T:4689)
なども東証1部下落率上位に顔を出した。