30日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり10銘柄、値下がり214銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は大幅続落。
400.42円安の21958.01円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。
連休明けとなった29日の米国市場でNYダウは大幅に3日続落し、391ドル安となった。
イタリアの政局混乱などから南欧諸国の信用リスクに対する懸念が再燃しており、欧州株安につれてリスク回避の動きが広がった。
米国債利回りの低下により金融株を中心に売りがかさんだ。
為替市場では1ドル=108円台前半まで円高が進む場面があり、本日の日経平均はこうした流れから306円安でスタートすると、前場には一時21931.65円(426.78円安)まで下落するなど軟調に推移した。
東証1部の値下がり銘柄数は全体の86%に上り、全面安の展開だった。
値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位が東エレク (T:8035)となり、2銘柄で日経平均を約64円押し下げた。
そのほか、ファナック (T:6954)や信越化 (T:4063)、TDK (T:6762)などが続いた。
イタリアの政局不安を受け、欧州株が全面安となったことによる半導体SOX指数の下落などがハイテク株売りの一因となっているもよう。
一方、値上がり寄与トップは、KDDI (T:9433)、同2位が中外製薬 (T:4519)となったほか、ミネベアミツミ (T:6479)、横河電 (T:6841)などがそれに続いた。
横河電は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価を2300円から2700円に引き上げていることが支援材料となった。
競争力の高いLNG関連での受注回復が業績ドライバーになるとの見方を強めているようだ。
世界的なガス需要の高まりから、足元で大型LNG開発投資の動きが鮮明化しており、同社制御事業の受注増加が期待できるとしているもよう。
*11:30現在
日経平均株価 21958.01(-400.42)
値上がり銘柄数 10(寄与度+2.72)
値下がり銘柄数 214(寄与度-403.14)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:9433) KDDI 2949 6 +1.34
(T:4519) 中外薬 6030 20 +0.74
(T:6479) ミネベアミツミ 2041 5 +0.19
(T:3099) ミツコシイセタン 1326 4 +0.15
(T:9432) NTT 5142 15 +0.11
(T:2282) 日本ハム 4485 5 +0.09
(T:6841) 横河電 1966 2 +0.07
(T:4004) 昭電工 4500 5 +0.02
(T:2432) DeNA 2098 1 +0.01
(T:9412) スカパーJ 500 1 +0.00
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:9983) ファーストリテ 46950 -970 -35.99
(T:8035) 東エレク 20430 -745 -27.64
(T:6954) ファナック 23105 -630 -23.38
(T:4063) 信越化 10760 -290 -10.76
(T:6762) TDK 9690 -280 -10.39
(T:6367) ダイキン 12420 -255 -9.46
(T:6988) 日東電 8523 -244 -9.05
(T:7267) ホンダ 3416 -119 -8.83
(T:9984) ソフトバンクG 7624 -73 -8.13
(T:6971) 京セラ 6559 -108 -8.01
(T:7269) スズキ 6138 -187 -6.94
(T:6098) リクルートHD 2921 -57 -6.35
(T:6902) デンソー 5219 -163 -6.05
(T:9766) コナミHD 4980 -160 -5.94
(T:4021) 日産化 5120 -150 -5.57
(T:7203) トヨタ 6829 -147 -5.45
(T:6857) アドバンテ 2518 -70 -5.19
(T:4704) トレンド 5980 -120 -4.45
(T:7951) ヤマハ 5610 -120 -4.45
(T:4507) 塩野義 5531 -119 -4.42
アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード