発行済 2018年10月12日 04:44
更新済 2018年10月12日 07:50
ダウ平均は2日連続の大幅安
木曜夜に発表された弱いインフレ率が高水準の米国債利回りに織り込まれていたとしても、投資家がリスクの高い資産を避けたため、木曜日のダウ平均は大幅に下落した。
ダウ平均は約2.13%、 S&P 500は2.06%、 ナスダック指数は1.25%下落した。
金融機関、特にほとんどの銀行が、金曜日に予定されている決算発表を前に大幅安の流れに巻き込まれた。債券利回りはインフレの鈍化の中で急落した。国債の利回り低下は、銀行が得る正味受取利息が減ることを意味する。
JPモルガン・チェース (NYSE:JPM)、シティグループ(NYSE: C)とウェルズ・ファーゴ(NYSE: WFC)は、2日連続の大幅安となっている。
労働省が消費者物価指数 を前月比で0.1%、前年比で2.3%(予想では2.4%)と発表後、 米国10年債利回りは2%以上低下した。
一方、EIA発表の原油在庫量が予想以上に大きかったため、エネルギー株が急落し、株式市場全体の下落を牽引した。
決算発表シーズンが始まり、第3四半期の業績予想を上回ったデルタ航空(NYSE: DAL)が3.5%上昇した。
その他、いくつかのテクノロジー株は上昇し、スナップ(ニューヨーク証券取引所: SNAP)とフェイスブック(NASDAQ: FB)も上昇。ゴールドマンサックス(NYSE: GS)が17ドルから11ドルへスナップの株価目標を引き下げたにもかかわらず、同社が「Twitterのような反転上昇」をもたらす可能性がまだあると伝えた後、スナップは3%上昇した。フェイスブックは1%上昇した。
また、昨日発表された 失業保険申請件数が予想以上にあがり、投資家はリスク資産に戻る理由がほとんどなくなった。
株式市場の大幅下落を受け、トランプ大統領はFRBの金融引き締め政策を「ばかげている」と2日連続で批判。「FRBはミスを犯している。利上げの必要はない。FRBが狂ったと思う」と、トランプ大統領は水曜日遅くに語った。
が書いた: Investing.com
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