12月10日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり9銘柄、値下がり212銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は大幅に下落。
487.45円安の21191.23円(出来高概算7億1000万株)で前場の取引を終えた。
11月21日の直近安値を下回り、10月末以来の安値水準まで下げ幅を広げている。
米中貿易摩擦に加えて米景気の鈍化が懸念されてきていること、英国のEU離脱案の下院採決を11日に控え、売り優勢の相場展開となった。
7日の米国市場では雇用統計の結果を受けて米景気の後退懸念が強まったほか、中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)幹部の逮捕を受けて、米中貿易交渉への警戒感が再燃する中、NYダウは558ドル安と大きく下落。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比285円安の21335円となり、これにサヤ寄せする格好からギャップ・ダウンでのスタート。
その後もアジア市場が揃って弱い値動きをみせているほか、グローべックスのNYダウ先物は200ドルを超える下落で推移しており、先安観が警戒される中で、下げ幅を拡大させている。
値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はソフトバンクG (T:9984)となり、2銘柄で日経平均を約76円押し下げた。
また、日経平均構成銘柄の下落率トップはパイオニア (T:6773)で28.41%安、同2位はサイバーエージェント (T:4751)で7.87%安だった。
パイオニアは、投資ファンドのベアリング・プライベート・エクイティ・アジアと、同社への770億円の出資、既存株主からの約250億円での株式買い取りによる「パイオニア再生プラン」に合意と先週末に発表。
19年3月27日付で上場廃止、既存株主からの株式買い取りは、5月以降で66.1円が設定されている。
一方、値上がり寄与トップは日揮 (T:1963)、同2位は第一三共 (T:4568)となり、2銘柄で日経平均を約2円押し上げた。
また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは千代建 (T:6366)で1.90%高、同2位は日揮で1.42%高だった。
ロシアなど非加盟国を加えた石油輸出国機構(OPEC)の拡大会合にて、減産合意が実現。
これを受けて、全般軟調ななか石油石炭、鉱業の2業種はプラス圏で推移。
*11:30現在
日経平均株価 21191.23(-487.45)
値上がり銘柄数 9(寄与度+2.86)
値下がり銘柄数 212(寄与度-490.31)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:1963) 日揮 1641 23 +0.85
(T:4568) 第一三共 4135 19 +0.70
(T:5002) 昭和シェル 1632 9 +0.33
(T:8804) 東建物 1271 17 +0.31
(T:5020) JXTGHD 645.9 6 +0.22
(T:6366) 千代建 321 6 +0.22
(T:1605) 国際帝石 1190.5 9 +0.13
(T:7003) 三井E&S 1160 15 +0.06
(T:5541) 大平金 3095 5 +0.02
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:9983) ファーストリテ 57730 -1260 -46.68
(T:9984) ソフトバンクG 8662 -267 -29.67
(T:6954) ファナック 17230 -500 -18.52
(T:8035) 東エレク 14130 -395 -14.63
(T:4543) テルモ 6104 -191 -14.15
(T:6762) TDK 7830 -360 -13.34
(T:4452) 花王 8202 -304 -11.26
(T:6971) 京セラ 5679 -140 -10.37
(T:4063) 信越化 9255 -272 -10.08
(T:6098) リクルートHD 2993 -89 -9.89
(T:9735) セコム 9354 -258 -9.56
(T:4523) エーザイ 9606 -234 -8.67
(T:2502) アサヒ 4389 -206 -7.63
(T:4503) アステラス薬 1642 -40.5 -7.50
(T:4704) トレンド 6230 -200 -7.41
(T:9433) KDDI 2609 -31 -6.89
(T:6758) ソニー 5700 -186 -6.89
(T:4507) 塩野義 6926 -178 -6.59
(T:2801) キッコーマン 6280 -170 -6.30
(T:4911) 資生堂 7020 -170 -6.30
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