1. 生産者物価指数の公表
火曜日に11月のインフレデータが公表される。皮切りは、いつものように生産者物価指数(PPI)だ。
労働省は、11月分の生産者物価指数を日本時間の22時30分に発表する。
エコノミストは、生産者物価指数が先月は横ばいだったと予想している。変動しやすい食品・エネルギー価格を除いたPPIコア指数は、先月から0.1%下がると見込まれている。
インフレ率は最近下がり気味であり、連邦準備制度理事会(FRB)は来年の利上げ計画を停止する議論を始めているとされる。
2.デイブ&バスターズとアメリカン・イーグルの決算結果
今週の決算発表では、今夜の取引終了後の結果に注目がいくだろう。
レストラン・アーケードチェーンのデイブ&バスターズ (NASDAQ:PLAY)は、業績予想を変更し、株価が急上昇した9月半ばのような良い決算がまた公表されることを望まれている。株式はそれ以来短期間で上昇したが、その後は売られ、3ヶ月前よりも低価格で取引されている。
アナリストは、売上を2億7700万ドル以上、PERを24セントと予想している。
株式が3ヶ月前に比べて20%以上下がった衣料品小売業者のアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ (NYSE:AEO)も取引終了後の決算発表により株価に下押し圧力がかかるかもしれない。
ザ・ストリートは10億ドルの売上と、PERが48セントと予想されている。
3.原油市場がOPECの計画を拒否
株式市場の値動きが上下に大きくあったのに対して、原油市場では下落が続いた。
原油価格は反発することなく3%安となり、WTI原油先物は1バレル約50.5ドルであった。それにより、エネルギーセクターも下落して終わった。
OPECプラスによって減産が決定された今、本日は取引で弱気になる要素はほとんどないだろう。トレーダーは水曜日深夜の米国原油在庫量の発表より前に行動しそうである。米国の強力な原油生産によってOPECの影響力はかなり弱まっているが、市場は米中間の貿易戦争とブレグジットによるさらなる世界経済への悪影響の兆しがないかを注意深く見守っている。