金曜日の米国株市場を動かす3イベント:
1. ネットフリックス - 決算の不振により株安
ネットフリックス(Netflix) (NASDAQ:NFLX)は、17日発表の決算報告によってテック株を下落させる可能性がある。
同社株が3%以上の下落となったため、市場コンセンサスを下回ったことに嫌気されたのだろう。
しかし今後の業績見通しについては、意見が分かれている。
今後の見通しは、直近もしくは過去の指標を考慮するかで大きく分かれるだろう。
直近では、第1四半期の新規契約者数は予想を上回ったが、収益見通しは予想を遥かに下回る。
2. シュルンベルジェ - 決算発表を控える
金曜日に発表される決算において、大幅な収益増はないものとみている。
しかし、原油市場に代わる好材料がシュルンベルジェ(Schlumberger) (NYSE:SLB)の決算でみられるだろう。
アナリストコンセンサスでは、同社の売上高は約80億ドル、EPSは37セントと予想している。
昨年度末の原油安を受けて、投資家は油田掘削活動への好材料を模索している。
原油市場ではベーカー・ヒューズ社が発表する米石油採掘装置(リグ)稼働数に注目しているだろう。日本時間金曜日午前3時における、先週の稼働数は873であった。
3. ミシガン大学消費者信頼感指数は下落する見通し
米国経済指標の中で、消費者信頼感に関する直近の指標は、日本時間19日午前0時の発表となっている。
ミシガン大学は日本時間土曜日午前0時に、1月の消費者信頼感指数を発表する。
エコノミストの同指数に対するコンセンサスは97ポイントと小幅減となっている。予想値と現在値も同様に下落する見通しとなっている。