香港証券取引所に上場しているゲーム・ソーシャルメディアゲーム大手のテンセント・ホールディングス(Tencent Holdings Ltd) (HK:0700)は、22日のアジア時間で下落した。同社は第4四半期決算及び通期決算を発表した。
21日のハンセン指数の取引終了後に決算が発表され、第4四半期の純利益は前年同期比32%減の143億元(21億ドル)に下落した。同社は純利益の減益について、子会社のテンセント・ミュージックの上場に関係するコストによるものだと説明している。
売上高は前年同期比28%増の849億元(127億ドル)となった。モバイルゲームからの売上が12%増となった。ジェフリーズのアナリストであるカレン・チャン氏はCNNの取材に対して、「懸念していたものよりは良かった」と発言した。
テンセントの劉熾平(Martin Lau)社長は、「弊社の収益構造は今や多岐にわたっており、その他の事業も急速に成長している」と語った。
同社は2018年に、中国政府から新作ゲームのライセンスを9ヶ月間凍結されていた。
中国当局は12月に承認を再開した。今年度はこれまで、テンセントの8タイトルのゲームが承認されている。
アジア時間午前の取引では同社株は値を上げていたが、日本時間午後1時01分時点では、1.2%安となっていた。