本日の米国市場3ポイント:エヌビディア決算の影響、ミシガン大消費者信頼感、原油市場

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発行済 2019年05月17日 06:10

更新済 2019年05月17日 19:00

本日の米国市場3ポイント:エヌビディア決算の影響、ミシガン大消費者信頼感、原油市場

本日の米国市場で注目の3ポイントは以下の通りだ。

h2 1. エヌビディア、アプライド・マテリアルズ決算の影響/h2

16日大引け後に発表された半導体セクターの堅調な決算報告のおかげで、テックセクターは勢いづきそうだ。

エヌビディア(NASDAQ:NVDA)はゲーム用半導体売上が急落したにも関わらず、第1四半期(2-4月期)決算報告は予想を上回る結果になった。

同社は第2四半期(5-7月期)の売上高について前年比18.3%減の25億5000万ドルになるとの見通しを発表した。一方、リフィニティブのアナリスト予想では25億4000万ドルとなっている。決算を受けて、時間外取引で5.75%高となった。

加えて、アプライド・マテリアルズ(NASDAQ:AMAT)も第2四半期(2-4月期)決算報告を行い、売上高・純利益ともに市場予測を上回った。これを受け、半導体の供給過多により半導体セクターが長期的に渡って不振に喘ぐという懸念が軽減された。時間外取引では6.7%高を付けた。

h2 2. ミシガン大学消費者信頼感指数上昇見通し/h2

本日寄付き後(日本時間17日午後11時)、5月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が発表される。

エコノミスト予想によると、消費者信頼感指数は前回の97.2から97.8へとやや上昇する見通し。

h2 3. 原油市場/h2

原油はサウジ・イラン間の緊張が高まるにつれて上昇相場となっており、今週は値を上げて取引を終えるかもしれない。

一方トレーダーにとっては、現在の原油市場がどのように均衡するのかという疑問が拭えない。

日本時間18日午前2時、ベーカー・ヒューズ米石油掘削リグ稼働数を発表する。

先週のリグ稼働数は年初来9%減、前週比2基減の805基となっていた。

15日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した米原油在庫は先週540万バレル増となり、予想の80万バレル減を大きく上回った。

なお先々週、原油在庫は約400万バレル減少していた。

国際エネルギー機関(IEA)は、第1四半期(1-3月期)においてWTI原油と ブレント原油が約30%上昇してもなお、需要縮小により原油市場は約70万バレルの余剰を生んだと述べた。

IEAは緊迫する米中貿易戦争が世界経済に及ぼす影響も相まって、原油市場が「まちまちなシグナル」を発していると付け加えた。

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