本日の日経平均はトランプ大統領によるメキシコからの輸入品への関税賦課によって、大きく下落し、2万601円となった。米中貿易摩擦に加えて予想外のメキシコへの関税ということで、これを嫌気した形だ。
米国株式指数先物も大きく下落しており、本日の米国市場も下落から始まりそうだ。リスクオフの流れから債券買いが進んでおり、米国10年債利回りは2.173%と大きく低下している。米国債利回りの低下を受け、ドル/円も108.85円と円高にふれている。
日経225先物は午後4時30分時点で2万500円と本日の大引けからも値を下げているが、日足のRSIや移動平均線との乖離から考えて、さすがに下げすぎの感がある。日経平均終値のRSIは31.76となっており、昨年末のクリスマスの時以来の低さとなっている。このときはこれを底にして反発しているが、今回も同じように来週反発できるかに注目が集まる。もちろん、セリングクライマックスの形状になっているわけではないので、まだ下値模索が続くかもしれないが、2万500円あたりは節目の価格帯でもあり、買い方としては是が非でも守りたい水準だろう。これを守れないと2月安値の2万315円へ向かう可能性がある。本日の米国市場の動向と来週前半の日経平均終値に注目だ。