以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家中原良太氏(ブログ「株式予報」)が執筆したコメントです。
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----※2019年6月17日18時に執筆IQ上位2%の投資家、中原良太です。
僕のように「含み損は嫌だ!」と悩む、チキンな投資家が好きそうな銘柄を探しました。
良い銘柄を見つけたので共有します:↓◯セゾン情報システムズ (T:9640)システム開発会社。
5月14日に決算を発表。
19.3期は減収減益と、苦しい業績で着地しました。
減収減益となった大きな理由は、Fintechプラットフォーム事業の、「大型システム開発案件の完了」が前連結会計年度にあったのが一因です。
一方、主力である「HULFT」「DataSpider」では、月額サービス利用の割合が増加したことで、着実に売上が拡大しているようです。
前期の業績が苦しかったぶん、20.3期にはV字回復が期待できそう。
同社株の特筆すべき点は、なんといっても収益性の高さです。
収益性の高さを示す、「GPA」(総資産売上総利益率)という指標があります。
※GPA:Gross Profit Asset総資産に対する売上総利益(粗利益)の割合この指標が同社は50%と高水準です。
総資産に対して半分、粗利益があるということですね。
経済学者のRobert Novy-Marxの研究※では、「GPAが高いと5年は株価が上がりやすい!」ことが確認されています。
※論文:The other side of value: The gross profitability premiumそういう意味では、同社株は、「目先5年、騰がると期待できる!」有望株であると期待できるでしょう。
それと、同社株は「情報・通信業だ!」という点も、嬉しいところでございます。
筆者が過去20年分のデータを集計したところ、「情報・通信業の株は夏の時期に下がりにくい!」傾向を確認できました。
僕のようにチキンな投資家の方には、うってつけの銘柄かと思います。
さいきんは小型株が下落していますが、こう小型株が下がっていると、「株を買っても平気かなぁ…?」と不安になるものです。
こういう不安を抱えている方は、同社のように収益性たっぷりな、安定が期待できる株を狙うと良さげ。
ぜひ、ウォッチリストに入れておきましょう。
(ぼくも、もう入れてあります、笑)割安な今が狙い時なのかなぁ。
しばらく様子を見ようと思います!IQ上位2%の投資家、中原良太でした。
----執筆者名:中原良太ブログ名:株式予報