25日に発表された5月米新築住宅販売戸数、6月米消費者信頼感指数は予想を下回る軟調な結果となった。本日は5月米耐久財受注が発表される。
また本日は米住宅建設大手のKBホームの決算報告が行われる。売上高や収益だけでなく、ガイダンスにも目を向けるべきだ。
住宅ローン利率引き下げにより住宅購入者数が増加しているか否かの判断材料になるだろう。25日発表の5月米新築住宅販売戸数には住宅ローン利率引き下げの影響がまだ反映されていないこともあり、同決算に注目が集まる。
本日の米国市場で注目の3ポイントは以下の通りだ。
1. 5月米耐久財受注
26日午後9時30分、米商務省が5月米耐久財受注を発表する。
5月米耐久財受注は2.1%減となった前月からほぼ横ばいの見通し。
輸送機を除いたコア耐久財受注は0.1%増の見通し。
2. 米EIA週次原油在庫
26日午後11時30分、米エネルギー情報局(EIA)が米週次原油在庫統計を発表する。
本日午前5時30分に米石油協会(API)が発表した米原油在庫統計によると先週の原油在庫は755万バレル減少した。
一方EIAは254万バレルの減少を報告すると見られる。
26日午後3時19分時点の米WTI原油先物は59.06ドルで2.13%高。
3. KBホーム/ジェネラル・ミルズ決算報告
米食品大手のジェネラル・ミルズ(NYSE:GIS)は本日寄付き前に決算報告を行う。同社のコストコントロールや売上高に注目が集まる。
同社は12-2月期決算において予想を上回る好調な結果を報告した。パッケージや輸送、原材料のコスト削減が収益性を向上させた形だ。
予想EPSは0.77ドル、予想売上高は42億4000万ドル。
米住宅建設大手のKBホーム(NYSE:KBH)は本日大引け後に3-5月期決算報告を行う。予想EPSは0.39ドル、予想売上高は9億4300万ドル。
競合のレナー(NYSE:LEN)は25日に3-5月期決算報告を行い、売上高・収益ともに予想を上回る結果となった。しかし住宅販売価格を引き下げるとのガイダンスから売上高減少の懸念が広がり、株価は一時6.1%安となった。