アディダス、第2四半期は売上高が予想下回る 見通し据え置き

Reuters

発行済 2019年08月08日 16:59

アディダス、第2四半期は売上高が予想下回る 見通し据え置き

[ベルリン 8日 ロイター] - 独スポーツ用品大手アディダス (DE:ADSGn)が発表した第2・四半期決算は、売上高が予想を下回った。ただ、欧州の販売減少に歯止めがかかり、苦戦が続いていた「リーボック」ブランドも回復しており、下半期の売上高が上向くとの見通しは据え置いた。

市場では業績予想の上方修正に対する期待が浮上していたため、アディダス株は0624GMT(日本時間午後3時24分)現在、3.5%値下がりしている。

第2・四半期の売上高は、為替レート調整後で4%増の55億1000万ユーロ(61億8000万ドル)。市場予想の平均の55億4000万ユーロをわずかに下回った。サッカー部門が、W杯開催から1年を経て大幅に落ち込んだ。

同社は下半期の売上高は上向くと予想。通期の売上高が為替レート調整後で5─8%増、継続事業の純利益が18億8000万─19億5000万ユーロになるとの予測を据え置いた。