インド自動車業界、8月の販売減少で減税要求強める

Reuters

発行済 2019年09月03日 10:30

[ニューデリー 2日 ロイター] - インドの自動車販売台数が8月に10カ月連続の減少になると見込まれる中、アナリストは2019年販売見通しの下方修正を余儀なくされ、メーカー側は需要を喚起するため減税を求める動きを強めている。

スズキ (T:7269)、トヨタ (T:7203)両社のインド子会社を含む大手6社の乗用車販売は8月、前年同月比34%減少した。大手6社はインド市場で90%余りのシェアを握っている。

またタタ・モーターズ (NS:TAMO)とマヒンドラ・アンド・マヒンドラ (NS:MAHM)両社のトラック販売は約40%減少した。両社がインドの商用車市場に占めるシェアは約3分の2。

販売台数の大幅な減少を受け、自動車業界幹部は政府に改めて減税を求めている。政府は先週、自動車購入者とディーラーに対する銀行融資を促進する一連の措置を発表した。