[17日 ロイター] - 米銀ウェルズ・ファーゴ (N:WFC)は17日、分散型台帳技術(DLT)に基づいた独自の仮想通貨(暗号資産)「ウェルズ・ファーゴ・デジタル・キャッシュ」の試験運用を行うと明らかにした。社内決済に活用し、リアルタイムでの国境を越えた決済や、支店間の送金を支援する。
米ドルと連動する。同行のイノベーショングループの責任者、リサ・フレーザー氏は、資金移動の際にサードパーティーを介する必要がなくなり、コストや時間の節約になると説明した。
発表によると、試験運用は来年から始める。同行は既に、カナダと米国の間の資金移動についてはテストを実施している。
今年2月には、JPモルガン・チェース (N:JPM)が自社の仮想通貨「JPMコイン」を発行する計画を発表している。