ABインベブのアジア部門、IPO調達額が今年世界2位=関係筋

Reuters

発行済 2019年09月24日 12:05

ABインベブのアジア部門、IPO調達額が今年世界2位=関係筋

[香港 24日 ロイター] - ビール大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ) (BR:ABI)がアジア太平洋部門子会社の香港市場での新規株式公開(IPO)価格を仮条件下限の27香港ドルに設定し、約50億米ドルを調達したことが、事情に詳しい関係者2人の話で明らかになった。

関係者によると、子会社のバドワイザー・ブリューイング・カンパニーAPAC (HK:1876)の公開価格は仮条件が27─30香港ドルだった。ABインベブは7月に、同子会社の香港上場を一度断念したが、9月に上場手続きを再開したと明らかにしていた。当初の計画では、最大98億ドルの調達を目指していた。[nL3N2630UC]

50億ドルのIPO調達額は、5月に81億ドルを調達した米配車大手ウーバー・テクノロジーズ (N:UBER)に次いで今年世界で第2位の規模。

香港では長期化する抗議活動が株式相場への重しとなっており、投資家心理を測るうえでバドワイザー・ブリューイングを含む大型IPOが注目されている。