ドイツ検察、VW新旧首脳3人を起訴 排ガス不正の開示遅延で

Reuters

発行済 2019年09月25日 04:17

ドイツ検察、VW新旧首脳3人を起訴 排ガス不正の開示遅延で

[フランクフルト 24日 ロイター] - ドイツの検察当局は24日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW) (DE:VOWG) のヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)ら現旧首脳3人を起訴すると発表した。2015年に発覚したディーゼル車の排ガス不正問題を巡り、市場に重要な情報の公表を意図的に遅らせたとした。

ブラウンシュバイクの検察当局に起訴されるのは、ディースCEOのほか、ハンス・ディーター・ペッチュ会長とマルティン・ウィンターコルン元CEOで、株式市場を操作した罪が問われる。

VWは2015年9月、米国の排ガス試験で不正ソフト使用を認めたことで問題が発覚。その後、修理や罰金、引当金などで300億ドル以上の巨額のコストが必要とされる事態に発展した。

3人の弁護団は、重要情報の公表を意図的に遅らせたという嫌疑に争う意向を示した。