サウスウエストとゴル航空、ボーイング737NG13機の運航を停止

Reuters

発行済 2019年10月10日 10:24

サウスウエストとゴル航空、ボーイング737NG13機の運航を停止

[ワシントン/サンパウロ 9日 ロイター] - 米サウスウエスト航空 (N:LUV)とブラジルのゴル航空 (SA:GOLL4)は9日、米ボーイング (N:BA)の商用機737シリーズの旧モデル「737NG」の計13機の運航を停止したことを明らかにした。両社は米連邦航空局(FAA)の指示を受けて同機の緊急検査を行っている。

サウスウエストは2機、ゴルは11機の運航を停止。737NGは、新型「737MAX」の前世代機。737MAXは2件の墜落事故を起こして世界中で運航停止となった。

FAAは前週、737NGの数機に構造的なひびが見つかったのを受け、航空会社に計165機を7日以内に緊急検査するよう指示した。関係者によると、対象機の大半はサウスウエストが保有している。

サウスウエストは、所有機の「大部分」で問題は見つからなかったが、2機は運航を停止し、検査結果をボーイングとFAAに報告したと明らかにした。

ゴルは文書で、検査の結果、特定の部品が基準を満たしていないことが判明し、交換する必要が生じたため、11機の運航を停止したと説明した。