日経平均続伸、模様眺めでも下値不安は感じられず

Reuters

発行済 2019年10月21日 15:41

日経平均続伸、模様眺めでも下値不安は感じられず

[東京 21日 ロイター] -

東京株式市場で日経平均株価は続伸し、56円高の2万2548円で取り引きを終えた。連休の谷間で大きなポジションが取りづらく、高寄りして始まった後は一進一退の展開となった。模様眺めムードも強かったが、下値不安は感じられず、後場にかけて強い基調を維持。終値ベースでは連日の年初来高値更新となった。

18日の米国株市場は、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) (N:JNJ)とボーイング (N:BA)を巡るネガティブなニュースでリスク選好ムードが後退。S&P総合500種の重しとなったものの、外為市場でドル/円が108円台で落ち着いて推移していることが支えとなり、東京市場は買い優勢で始まった。

その後、手掛かり材料に乏しく強い方向感は出なかったが、売る材料が見当たらない中で、じりじり値を上げた。東証1部の売買代金は1兆5304億円と商いは低調。日経平均の一日の値幅も上下65円55銭にとどまった。市場からは「下値が堅いので売り込めないし、売り方の買い戻しも続いている」(国内証券)との声が出ていた。