前場の日経平均は反落、イベント控えポジション調整の売り

Reuters

発行済 2019年10月30日 12:11

前場の日経平均は反落、イベント控えポジション調整の売り

[東京 30日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日81円38銭安の2万2892円75銭となり、反落した。前日の取引で約1年ぶりに2万3000円台に乗せたことによる利益確定や、日米金融政策イベントを前にしたポジション調整の売りが出た。

前日の米国株式市場は、米中通商協議の行方をにらみながら、強弱まちまちの企業決算内容を消化する展開となり、ダウ工業30種、S&P総合500種指数 (SPX)はともに小幅安となった。

日経平均は反落スタート。市場からは「米中貿易協議の合意文書署名がアジア太平洋経済協力会議(APEC)までに間に合わない可能性が出てきたこと、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちのムードが上値を重くしている」(国内銀行系証券)との声も出ていた。