米GE、第3四半期は調整後利益が予想上回る 流動性見通し上方修正

Reuters

発行済 2019年10月31日 02:02

米GE、第3四半期は調整後利益が予想上回る 流動性見通し上方修正

[30日 ロイター] - 米ゼネラル・エレクトリック(GE) (N:GE)が30日発表した第3・四半期(9月30日まで)決算は、継続事業ベースの株主帰属損益が13億3000万ドルの赤字となった。ただ、航空機部品の価格上昇や堅調なヘルスケア事業などに支えられ、調整後利益はアナリスト予想を上回ったほか、通年のキャッシュフロー見通しも上方修正した。

決算発表を受け、株価は約8%高で寄り付いた。

第3・四半期の継続事業ベースの株主帰属損失は前年同期の229億6000万ドルから縮小。継続事業の1株当たり損失は0.15ドルと、前年同期の2.64ドルから縮小した。

調整後ベースでは1株当たり利益は0.15ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の0.11ドルを上回った。

総売上高は233億6000万ドルと、前年同期の233億9000万ドルかやや減少した。

カルプ最高経営責任者(CEO)は今回の決算について「GE変革に向けた進展」が見られたと指摘。GEは通年のインダストリアル部門のキャッシュフローはゼロ─20億ドルになるとし、従来のマイナス10億─プラス10億ドルから上方修正した。