EXCLUSIVE-中国アリババ、早ければ11月に香港上場申請へ=関係筋

Reuters

発行済 2019年10月31日 11:33

EXCLUSIVE-中国アリババ、早ければ11月に香港上場申請へ=関係筋

[香港/ニューヨーク 30日 ロイター] - 中国の電子商取引大手アリババ・グループ (N:BABA)は、香港の政情不安を受けて延期していた同市場への上場計画(最大150億ドル規模)を早ければ11月にも実施する。関係筋が30日、明らかにした。

ネット通販最大の商戦日である11月11日の「独身の日」の直後に香港取引所 (HK:0388)に上場申請を行う計画で、11月末にかけてか、12月上旬に上場する可能性があるという。

アリババの上場は、主要資本市場としての香港株式市場の地位向上につながる。香港市場は2018年に新規株式公開(IPO)を通じた資金調達規模で世界トップだったものの、今年は民主化を求める反政府デモを背景に、ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に後れを取っている。

ロイターはこれまでに、アリババが上場時に100億─150億ドルの調達を目指すと報じている。